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かつて朝鮮は帽子の王国!身分の象徴としての伝統帽子の奥深さを探ってみましょう♡

みなさん、韓国の伝統衣装というと思い浮かぶのは「チマチョゴリ」ではないでしょうか。以前の職場に「チマチョゴリ」と「チョモランマ」を間違える人がいまして、さすがに困りました。((´∀`))ケラケラ

日本では、チョゴリあるいはチマチョゴリと呼ばれることが多いが、韓国では女性のチマチョゴリ(치마 저고리)、男性のパジチョゴリ(바지 저고리)、子供のセクトンチョゴリ(색동 저고리)なども含めて韓国の民族衣装全般を広く韓服(한복、ハンボ)と呼びます。

チョゴリ(赤古里、襦、저고리)とは上半身の衣服であり、男女とも共通しています。下半身の衣服は女性用はチマ(裳)、男性用はバジと呼ばれています。

韓流好きの方なら、韓国の時代劇やドラマなどでよく見かけられる韓服ですが、二年前の平昌オリンピックの開会式でも韓国伝統衣装を着たアスリートの姿がありました。

また、授賞式で金メダルを運ぶスタッフも伝統衣装を身に纏いましたね。実は、この時被った帽子(頭巾)は韓国伝統帽子のひとつ~ナンバウィ(Nambawi、남바위)と呼ばれるものです。一見、モンゴルの伝統衣装かなと勘違いしそうですが、寒い時に使う防寒帽で韓国伝統帽子の一種です。

古代朝鮮は帽子の国といっても過言ではないです。驚くことに、朝鮮時代の帽子の種類は、なんと400種もあったそうです!季節、身分、性別によって多様な形をした帽子が使われていました。当時、朝鮮紀行を辿った外国人に、朝鮮は「帽子の王国」「帽子の発明国」などと呼ばれたようです。

以下の絵に示すように、朝鮮時代に使われた女性用の帽子だけでも、こんなに沢山ありました。名前を覚えるのも大変なぐらいです(T . T)

朝鮮時代の女性用帽子

とても残念なことに、これら伝統帽子は現代韓国でほとんど消えていて、かつて沢山いた帽子職人もほとんどいなくなりました。今、比較的によく見かけられる韓国伝統帽子は、新年(설날)やチャンチ(잔치)など特別な日に着用する「Gool-lae(굴레 )やJobawi(조바위)ぐらいかもしれません。

Gool-lae굴레

Gool-laeは子供用の装飾帽子です。比較的に厚い生地のため防寒帽として、女の子に多く使われましたが、福巾(보건)の代わりに男の子にも使うことがあったそうです。帽子の飾りとして刺繍を施したり、真珠など高価なもので飾りつけして、豪華に仕上がっているものが多いです。

Jobawi(조바위)

女性用被り物として、一番多いのがこちらのJobawiです。Gool-laeと同じく防寒帽として、耳と頬を覆う形の伝統帽子です。一般的に黒色が多く、薔薇や蝶々など縁起の良いものを刺繍として施したり、真珠など装飾物を飾り付けして豪華な仕様として、今もトルチャンチなどで多く使われます。

出典: https://xianu.tistory.com/entry/조선시대-여성들의-모자 

ここまで女性用の伝統帽子を紹介してきましたが、実は古代朝鮮で帽子は男性も日常的に使われていて、社会では帽子が身分の象徴だったそうです。そして、何より意外だったのは、外出時に限らず、男性は家でも常時帽子を被っていて、家用だけでも何種類があったとか?!かつて古代朝鮮時代、帽子は靴下などのように日常的に使われた必須品でしたね!

奥深い韓国伝統帽子の世界〜楽しく読めましたでしょうか。

これから韓国ドラマを観るときに伝統帽子にも注目してみてはいかがでしょうか。楽しみ方が一つ増えるかも知れません^^