最近、通学路で白くて細いたまごのような美しい白木蓮を楽しめるようになりましたね。白木蓮はトルチャンチの背景にもよく登場する縁起のいい華です。
詳しく、こちらの記事を読まれてみてください♪https://wondermom-event.com/春がきた♪春がきた♪背景に描かれた木蓮の/
今回は、意外と知らないトルチャンチのタブー第二弾をご紹介させていただきます♡
この頃コロナの関係で、ペギルサンやトルサンをお客様ご自身で設置することも多いかと思います。ご存知の通り、韓国の伝統お祝いには色々決まりがあります。トルサンには、福を呼ぶ意味で象徴的なものを沢山飾ります。間違っちゃうと、祖父母(어르신)様に指摘されるかもしれないし、祭祀(チェサ:제사)サンになりかねないので、ちゃんと確認しといた方がいいでしょう。
タブーその1)トルサンは丸い低いサンを使用
トルサンは、昔から丸いサン、8角サン、12角サンなどを好んで使っていました。お子さんが角のない、丸い人間になってほしい願いが込められています。また、ペギルサンもトルサンも、還暦のように高く果物を積みませんので、その辺りも気を使いましょう^ ^
タブーその2)サンに飾る果物の種類や数は、奇数が◎
昔から、奇数の方が貴重とされていました。トルサンには果物の種類も数も奇数で飾るのが正しいです。また、果物は、季節の旬の果物を比較的に大きいものを選び飾ります。毛のある桃やキゥイなどは、守り神が嫌がると言い伝えられて来ましたので、基本伝統サンには、載せません。
また、祭祀とお祝いサンの違いですが、祭祀サンは、果物の上の部分をカットして飾ります。子供のお祝いには基本ハサミや包丁を入れませんのでカットしません。こちらも注意した方がいいですね。
タブーその3)유기그릇(お椀)には米を入れるべし?それともご飯を入れるべき?
チャンチは基本米を飾ります。ご飯は祭祀になってしまいますので、特に注意が必要です!
タブーその4)野菜は切ってはいけません!
トルサンには果物以外に旬の野菜も飾りますが、Wondermom-eventではセリを飾ります。セリは切っても切ってもまた成長してくるので、セリ=驚異の生命力を意味します。お子さんが強い生命力の持ち主になってほしいという願いが込められています。しかし、ハサミや包丁などで切ってはいけません。長いまま飾るのが◎
タブーその5)トルサンには、生花は基本使いません。床花という、手作りした食べられる花を飾るのがベストです!Wondermom-eventでは基本、アーティフィシャルフラワーを装飾に使用しますが、生花と変わらないクオリティのため、写真では造花ということがわからなかったというお客様も多いです。
伝統トルサンにはこのようにタブーが多く、面倒ということで韓国では一部あまり伝統を好まない方もいらっしゃいます。しかし、伝統トルサンだからこそ、我々の先祖の思い(お子さんへの愛情や心遣い)がどれほど深いものだったのかを実感できると思います♡
Wondermom-eventは伝統トルサンの意味に拘ります❣️なぜなら、わたしたちは海外で暮らしているので、伝統チャンチを通して、私たちのルーツを確認したり、私たちの先祖代々が残してくれた素晴らしい伝統を子孫に受け継いで貰わなければならない使命があるからです❣️
100年先も語り続けられるトルサンを創って行きたいと思います♡100年先もWondermom-eventが存続しているかは謎ですが〜笑!気持ちだけは負けません❣️